電話応対や接客、面接時などの正しい言葉遣いの仕方

「 させていただく 」という言葉遣いについて

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よく自己紹介などで、へりくだって使う言葉遣いに「させていただく」というのが気になります。
たとえば、同世代の父兄に対して「このたび、PTA会長をさせていただくことになりました〇〇です」とか、年下の生徒に向かって「理科を担当させていただく〇〇です」とか、聞いているほうが、その必要性を感じない場合が多いのです。
PTA会長など、させてもらうというより、皆に押し付けられて、断りきれず引き受けた場合が多いでしょう。
学校の先生も聖職という時代をすっかり通りすぎてしまっている現代に利用するのも首をかしげます。
また、介護の場などでも「この地区を担当させてもらうことになりました〇〇です」なども「担当します」といえばいいと思える場面でも使われます。

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こういう言葉遣いはいつからでしょうか。
マニュアルがあるわけでもないのですが、いつの間にか右へ倣えで定着しています。
本来「させていただく」状況は、身に余る大役を仰せつかった場合です。
文法上「させて」では「さ」は動詞の「する」未然形に、「せて」使役の助動詞の「せる」連用形がくっついています。
第3者が自分に命令しているのです。
その言葉に「いただく」は「してもらう」の丁寧語をつなげるのは本来奇妙です。
もともと、させていただくという言葉の語源は浄土真宗を信仰するものが仏のお恵みにすがり、お許しをいただくという気持ちで使った言い回しなので、その気持ちもなく乱用すると、相手の了承をとったことを前提にする表現になるので押し付けがましく響くのです。

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